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銀行預金と比べると驚く差
銀行に100万円を1年間預けても、普通預金金利0.001%なら利息はわずか10円。
一方で、配当利回り5%の高配当株に投資すれば、同じ100万円で年間5万円の配当金が得られます。
もちろん株価変動リスクはありますが、「お金に働いてもらう」感覚は預金とは桁違いです。
高配当株の定義と配当利回りの目安
配当利回りとは、株価に対する年間配当金の割合を指します。
一般的な分類は以下の通りです。
区分 | 配当利回り(年間) | 解説 |
平均的 | 約2.0〜2.5% | 東証プライム市場の平均 |
やや高配当 | 3.0%以上 | 投資対象として検討される水準 |
高配当 | 4.0%以上 | 明確に高配当とされるレベル |
超高配当 | 5.0〜7.0以上 | 注意:リスクも高まるため精査が必要 |
高配当株投資のメリット・デメリット
メリット
- 安定した収入源
年数回の配当金で定期的なキャッシュフローが得られる。年金のような存在にもなり得ます。 - 複利効果
配当を再投資すれば、配当金がさらに配当を生む「雪だるま式効果」が期待できます。 - 株価下落時の安心感
株価が下がっても配当で一部損失をカバーでき、精神的な支えになります。 - 成熟企業への投資
長年黒字経営を続ける企業が多く、倒産リスクは比較的低い傾向です。
デメリット
- 減配・無配のリスク
業績悪化で配当が減る、またはゼロになる場合があります。
例:2020年のコロナ禍で一部の大手企業が減配を発表。 - 成長性が低い傾向
事業拡大よりも配当重視のため、株価の上昇は緩やかになりやすい。 - 配当課税
国内株式の配当には約20.315%の税金がかかります。 - 業種の偏り
金融、通信、インフラなどが多く、景気や金利に左右されやすい。
銘柄選びのポイント(チェックリスト)
高配当株を選ぶときは、「配当利回りの高さ」だけで決めるのは危険です。以下を必ず確認しましょう。
- 配当性向:50%以下が理想(利益の半分以上を配当に回すと減配リスク増)
- 減配履歴:過去5年間減配がないか
- 財務健全性:自己資本比率40%以上が望ましい
- 業種分散:1つの業界に集中しすぎない
配当のシミュレーション例
投資額 | 配当利回り | 年間配当 | 5年後の累計(再投資なし) |
---|---|---|---|
100万円 | 4% | 4万円 | 20万円 |
300万円 | 4% | 12万円 | 60万円 |
500万円 | 5% | 25万円 | 125万円 |
※再投資すればこの金額はさらに増えます(複利効果)。
高配当株の実例(2025年時点)
- 日本たばこ産業(JT)/配当利回り約4.37%/食品・たばこ大手
- 三菱HCキャピタル/配当利回り約3.8%/総合リース業
- ソフトバンク/配当利回り約3.6%/通信インフラ大手
※あくまで例示であり、投資推奨ではありません。
高配当株投資を始めるには
高配当株投資を実践するには、まず証券口座を開設する必要があります。
口座開設は無料で、スマホ完結できる証券会社も増えています。
特に初心者には、手数料が安く、ツールが使いやすい証券会社がおすすめです。
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まとめと次のアクション
高配当株投資は「守りの投資」として有効ですが、
利回りの高さだけに目を奪われず、財務や配当方針も必ず確認することが重要です。
まずは以下のステップから始めましょう。
- 過去5年減配がない企業を3〜5社ピックアップ
- 配当利回り・配当性向・財務指標を比較
- 分散を意識して複数業種に投資
そして、まだ証券口座をお持ちでない方は、無料で開設して少額から試すことをおすすめします。